深紅の月～江戸時代～

～５分後～

「よっしゃー！周兄ちゃん、捕まえるぞー！」

「じゃ、私つーちゃん捕まえるー！」

鬼になった女の子と、男の子が周兄ちゃん、つーちゃん、と言って、捕まえる気満々で、走り出した。

(何か嫌な感じで司の事、引き込んじまったけど・・・まぁいいか！やり始めればこっちのモンだ！・・・ってか、アイツさっきから何やってんだ？)

と、思いながら周助は司をチラ見した。

司はというと・・・


フツーに本を読んでいた。