深紅の月~江戸時代~
周助がいた場所には司が本を読んで立っていた。

(つーちゃん、本に夢中で気付いてない!)

ソロソロ・・・

と、司に気付かれないように、一人の女の子が司に近づく。

「つーちゃん捕まえた!」

可愛らしい笑顔で司にタッチしようとしたが、手ごたえが無い。

「・・・あれ?」
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