道。
私の名前は『紗希(さつき)』みんなにサキと呼ばれるのはもう慣れたコト。
普通に学校へ通って、たまに友達と遊んで帰る。

どこにでもいる。

ごく普通の高校①年生。

特別なコトなんて特にない。

だから毎日を普通に過ごしていた。

でも…
何をしていても楽しくない。

ただ過ごしている…いや、過ぎていく日々に乗っかっているだけなのかもしれない…。

みんな生きているコトには意味があるっていうケド…私にはわからない。

みんな生きるのは大切だというケド、それはキレイごとにすぎない、と私は思って生きてきた。

いつ死んでもかまわない。



あの日君に会うまでは…

―――――


会ってから、私は自分でもわかるほど変わった。

世界が180度…
それ以上にガラッと…
・・・
毎日が楽しい。

ちゃんと心から思うコトができる。


本当に一目惚れ…
名前もゎからなぃ…
いつも同じ時間、場所にいるぁなたに…

本当にこんなコトがぁるなんて信じてなかった。

だけど、私は恋をした。

名前もゎからなぃ、話たコトもなぃぁなたに…。

恋をした。
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