道。

曲がり道 ―雅斗―

たまたま通った道。

ここで出会った。

ここで出会えた。

そう思っているのは俺だけかもしれない。

名前も知らないその子は、いつも同じ時間にいた。

気付いたら目を奪われていた。

いつからか、会うためにその曲がり道を通っていた。

名前も知らない、キレイな瞳をしている君に………

君は知っていましたか?

偶然なんかじゃない。
俺は君に会うためだけに、今日もこの曲がり道を通る…。
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