私の××。
沈黙が続いた。けど、意外にも有が口を開いた。
有「お前みたいな女に言われる筋合いはない。」
『女ねぇ。でも今は男だ。俺のことを女扱いするならお前のほうが女っぽいね。クスッ』
そう、俺は人格は1つだけど女と男を使い分けてるから、普段は女。喧嘩とか今みたいな時には男としてやっている。
有「何がおかしい。お前なんかそこら辺にいる女と一緒だ。いつも俺と咲紀たちを比べる。そして、俺は捨てられるんだ。お前に何がわかる。」
そう話す有の顔はとてもさみしいものだった。俺はこいつと1対1で話したいと思った。
咲「お前は何もわかってない。俺たちだっていつも比べられて生きてきたんだ。」
咲紀。
聖「そうだ家では有と比べられ、俺のほうが力が弱いとか言われて。」
聖治。
慶「みんな有と力の大きさで比べられていたんだ。」
慶。
櫂「そんなに自分だけがかわいそうとか思うなよっ!」
櫂人。