私の××。

リビングに着くと父さんがいた。




『おはよう。父さん。』





父「おはよう。真珠。今日から学校か・・・・・そう言えば、桜学園には危ない人が多いみたいだぞ。気をつけな。(ニコッ』




『うん。わかった。・・・・もしもの時は【力】使っていいの?』





そう。私は、不思議な力を持っている。




小さいころに私がケンカしたり、泣いたりしたときに、決まって不幸なことが起きていた。
だから、小学校に入ったときなんか<化け物>扱いされて、いじめられていた。中学校もそうだった。

だから私は、力を操られるように、沢山修業をした。そのおかげで、今では自由自在に力を操れるようになった。




でも、私は大切な人を守れなかった。愛おしいと初めて思った・・・・・私の初恋は呆気なく終わった。それ以来、私は    恋をしないと誓った。




まあ、こんな暗い話はいいから、家族の紹介をさせてね!


母さんの名前は、西園寺 百合(さいおんじ ゆり)。女性に人気なデザイン会社の社長をしてる。

父さんの名前は、西園寺 太陽(さいおんじ たいよう)。裏業界のトップだったりする。私にとっては、ただのポンコツ親父なんだけどね。母さんには、デレデレ親父(呆れ)。まあ、そんな表と裏の血をひいてるもんだから、この力もあるのかもね。


でも、理由は別にあるんだ。代々父さんの家計はある一族と力を争っていて、つい最近・・・と言っても10年前なんだけど、やっと、2つの一族の争いが終わったんだ。
・・・・この話を聞いたのはほんの一年前だけどねハハッ。


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