明日も、キミに恋をする。
洗面所に行く途中、ミヤモのおかんに会う。


頭を軽くさげて挨拶する俺に、ミヤモのおかんは朝ご飯を作りながら微笑む。




「大輔くん、今日はえらい早起きやんか。ゆっくり寝れたん?」

「はは、めっちゃ寝れました」




ん~…ええ匂い…

ベーコンとソーセージと卵がジュージュー焼かれてる。



腹が減ってきた。



顔を洗ってから部屋に戻ると

もう体は半分以上ベッドから落ちてるのに、まだ寝てるミヤモ。



「ミヤモ、起きてや。腹へった」



それを足でつついて、ベッドから突き落とす俺。



ドサッ

落ちたミヤモは床にうずくまりながら、それでもまだその体制で寝ようとしてる。



まぁ……いつもは俺も、こんな感じやけど。

でも今日の俺は、早起きしたい気分なんや!



半分寝てるミヤモを無理やり引きずり起こして、朝ごはんを食べに行く。



さすがにミヤモ抜きで、ミヤモん家のご飯は食べられへんからなぁ。




ミヤモは朝ご飯を前に、ぼんやり座りながら迷惑そうな顔をしている。



「……まだ7時やんけ…あほかお前」




ミヤモはこう言いながらも

別に怒ったりはしてないって俺はわかってる。



それが俺とミヤモ。



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