明日も、キミに恋をする。
おにぎりだけが入ってると思っていたもうひとつのお弁当箱には、なんと赤いタコさんウィンナーも隠れていた。



「あれ、こんなとこに優がいるやん」




俺はお箸で赤いタコさんをつまみ上げながら言う。


優は俺の肩を軽く叩く。




「い、いじわる言わないで」

「ははは♪優のこと食べちゃうで?」

「……もう」

「んー優、めっちゃ美味しいやん」





おちょくる度にどんどん赤くなる優。



お弁当を食べながら、ふたりでいっぱい笑った。



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