明日も、キミに恋をする。
「あとさ……この事まだ大輔には言ってへんねんけど…良かったら俺から大輔に伝えよか?」





大輔くん…

大輔くん………


あぁ、これは現実なんだ…

もう消せない。



私は現実に引き戻される。




「ううん、大丈夫…犬山くんありがとう。
あ…と、ミカンちゃんの気持ちも私、なんとなく分かるよ。私も自分の内気なとこが嫌だから…」


「っ優ちゃんは良い子だよっ…ほんまにごめんねぇ…」




ミカンちゃんはまた大泣きし始めた。



泣きたいのは…

私の方だよ…




なんだかドッと疲れた…







「…大輔くんと陽子ちゃんって本当に付き合ってたのかな?」




嘘だって信じたい…

確証のないただの噂であってほしい…





「うん…中1のとき校内でふたりがキスしてたって友達が「美佳、まじやめろよ」



犬山くんがミカンちゃんの言葉を遮る。





でも聞こえちゃった…

本当なんだ…




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