明日も、キミに恋をする。
俺たちは子供やった。

まぁ、今もまだ全然子供なんやけど…




つい前までランドセルを背負ってたような、今よりもっと子供だった。




俺を頼って泣いてくれた陽子。




キスをしてしまったのは
なんとなく…





そういう雰囲気だった。



泣いて、心の内を見せ合って

それが求めあっているような錯覚を起こした。





陽子のことは大好きだった。

陽子も俺が好きだった。




でもそれは本当に「友達」としてだった。






なのに

その場の雰囲気と流れで

俺たちはその時の感情を一瞬でも「恋」と勘違いした。





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