明日も、キミに恋をする。
「俺が好きなんは優だけや」

「でも……うう……ひっく」




私はうつむくと肩を震わせる。

一度、口に出してしまうと、汚い黒い想いが次から次へとこぼれ出そうになる。



「優、俺の話きいてくれる?…とりあえず日陰に行こか」



大輔くんは私を手をひいて、木陰のベンチまで連れて行って座らせてくれる。


座っても、大輔くんは私の手を離さない。





「ミカンからどんな風に聞いたかわからんねんけど…」


大輔くんはゆっくり話し出す。


「俺と陽子は付き合ってたことがあるねん。でも恋愛感情はお互いになかった。ちょっとした……なんやろ?間違いみたいなもんやってん」


「・・・・・」


「だから優にはあえて言わんかってん。ごめんな…」





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