明日も、キミに恋をする。
良い子になろうとせんでもええねん。  

優の全部が好きやから………




大輔くんの言葉で

私のぜんぶが肯定されていく……





「……本当?」


「うん…俺こんなに好きになったの優だけやから」


「私、自分がきらいなの…内気で弱虫で…」


「俺は内気ですぐ赤くなる優が大好きやねん。それに優は強いねんで。気付いてないなら、俺がぜんぶ教えたる」





大輔くんは私を優しく抱きしめる。





「俺、怖いくらい優が好きやねん」





トクン トクン

大輔くんの心臓の音が聞こえる。




初めて抱きしめられたのに

今は緊張よりもすごく落ち着く…





さっきまでの不安や嫉妬が嘘みたいに消えていく。




心の中が満たされていく。


大輔くんが大好き…

この気持ちだけで…




「優を探してるとき……めっちゃ怖かった。優に嫌われたかもって……」


「私も……さみしかった」




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