明日も、キミに恋をする。
空がオレンジ色に染まり出した頃、私と大輔くんと観覧車に乗ることにした。




夕焼けと同じオレンジ色の観覧車に乗り込むと、少し揺れる個室。


そのままゆっくり登っていく観覧車。

景色がどんどん小さくなってくる。





向かい合って座りながらふたりで遠くの景色を眺める。



大輔くんは夕焼けを浴びて、オレンジ色に輝いていた。





「大輔くん…この夏でだいぶ日焼けしたんだね」




大輔くんの肌は小麦色になってる。

今日だけでもかなり焼けたんだろうな。

鼻とほっぺが赤くなっている。



髪は夕焼けの中でキラキラしてる。




「優もちょっと日焼けしたな」




そう言って、大輔くんはわたしのほうに手をのばすと、そっと頬に触れる。




「優のここ、赤くなってる」





それは……

大輔くんがカッコよすぎて赤くなってるんだよ。







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