明日も、キミに恋をする。
頬に触れたまま、大輔くんが私を見つめる。






「…優の瞳、きれいやな。オレンジ色にキラキラしてる」





私は恥ずかしくなり瞳を伏せる。



私が大輔くんを想うように

大輔くんから見た私もキラキラして見えてるんだ。





「今日は色々あったけど、今日があって良かった」


大輔くんが言う。





「うん……」




本当だね。

不安になったしたくさん泣いた。



でもそれを乗り越えて、大輔くんをもっと好きになった。

陽子ちゃんや愛ちゃんとの友情も深まった。





「優…ほんまに好きやで」


「私も…すき」




向かいに座っている大輔くんの顔が、私にゆっくり近づく。




< 204 / 436 >

この作品をシェア

pagetop