明日も、キミに恋をする。
腕時計を見ると夜の8時前。

いつのまにか辺りはもう暗い。



住宅街の窓の明かりと月明かりが優しく優を照らしている。



人通りは……ない。



俺は足を止めると、優を抱きしめる。

優はちょっと驚いている。




「帰らせなくないんやけど」


ちょっと意地悪くわがままを言ってみる。




「でも、やっぱり帰らなきゃ…」




真面目な優が真っ赤になって困ってる。

可愛すぎて笑える。



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