明日も、キミに恋をする。
「俺、内田さんの印象かなり変わったわ」

「・・・・・」

「めっちゃウケる」





もう……本当にやめて欲しい

なんなのこの人…


真っ赤にうつむき震える私。





「そんなビビんなや。ちょっとからかってるだけやん?」


犬山くんは私の肩に触れようとする。



その時


バシッ!!



「いっ…!!」

「授業中にずっとなに喋っとるんや!」



日本史の先生が、丸めた教科書で犬山くんの頭をはたく。




「痛ぇー…先生…なんで俺だけ…」

「あほか。お前しか喋ってへんかったわ」

「え、うそやん」




クラスのみんなは爆笑する。


私だけは恥ずかしくてうつむいていた。


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