明日も、キミに恋をする。
「おい美佳、お前声でかすぎ。うるさい」




その時、犬山くんが後ろを向いて大きな声を出す。




「え~?!なんで私だけ?ヒドくない!?」


ミカンちゃんの笑い声が後ろから聞こえる。





「お前の笑い声が高くて一番うっさいねん」

「てか要もこっち来てや!今、昨日の団長の話しててさぁ(笑)あの、マジでウケたやつ」




要って犬山くんの名前…




「俺はまじめに勉強中やからな。お前も自習プリントしろやアホ」


「ふーんだ、こっちもちゃんとやりながら話してるんですー」






犬山くんは仕方ない奴やなって顔で諦めて前を向く。



< 233 / 436 >

この作品をシェア

pagetop