明日も、キミに恋をする。
一時間くらい待ってようやく下の方から、ただいまーっていう優の声が聞こえてくる。


同時に、おばちゃんに俺が来てることを聞いたのか、優の驚く声も聞こえてくる。



階段をかけあがってくる優の足音。



ガチャッ!とドアが開かれて優が顔を見せる。



「だ…大輔くん…?」

「優、遅いねん」




俺はわざと、ちょっとすねたフリをする。

ほんまは優に会えただけで、めっちゃ嬉しい。



俺の態度に、優は嬉しそうな顔をして笑う。


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