明日も、キミに恋をする。
向かいに座る大輔くんは、私を見つめる。



あ…

あの遊園地の観覧車の時みたい…



大輔くんが私の手をキュ…と握り、観覧車の中が少し甘い雰囲気になる。




こうゆうの…久しぶり。



放課後に屋上で会っていた間も…

誰かに見つかるかもって、最初のあの時しか、私たちはキスはしてない。



胸が……ドキドキする……




私が期待して待っていると

ふと、大輔くんが手を離す。





「…あかん。もう着くわ…」


…え?



小さめの観覧車は、もう一周が終わりかけていた。





「びっくりするくらい早かったな…」


大輔くんは笑う。

私も照れながら笑った。





笑いながら……ものすごく残念に思う自分に気付く。

私…すごくキスしたいって思ってる…



こんな自分…恥ずかしすぎる…



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