明日も、キミに恋をする。
そんな大輔くんに、泣きたくなる。


キスしたい……

でもそんなこと言って、私だけだったら…

大輔くんに引かれたらどうしよう…




「ほんとに……ちがうの」

「ほな、なんでそんな泣きそうなん?俺…なんかしてしもた?」



私は首を横に振る。 




恥ずかしい…恥ずかしい……




でも、変に誤解させたくない。

言ってもいいのかな……




私は両手で顔を隠してうつむく。

そして消えそうな声で告白する…。





「大輔くんと…キス……したかった…の」





言った瞬間から心臓がバクバクして一気に不安になる…

こんな恥ずかしいこと言って、軽蔑されたかも…




うつ向いた顔が上げれず…

たまらなくて言った言葉を取り消そうとする。




「…ごめん………忘れて…」

  


時間を巻き戻したい…

恥ずかしい




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