明日も、キミに恋をする。
その時、ふいに脇腹をペンでつつかれる。



「内田さん…だいじょうぶか?」



犬山くん…

私は黙って、ただこくんと返事する。



口を開くと…泣いてしまいそうなんだ……



私は下をうつむいたまま、犬山くんに顔を見られないようにする。




すると犬山くんは突然声を上げる。

  
「先生~!内田さんしんどいみたいやから、保健室連れ添ってきます」


…え?


私は犬山くんにグイッと腕をつかまれて、立ち上がる。


先生は私の顔をみると、了解を出した。


きっと目も赤く充血してたり、鼻水が垂れてるのを見て、本当に気分が悪いと思ったんだろう…





「ほら、いくで」




私は犬山くんに引っ張られるようにして教室を後にした。



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