明日も、キミに恋をする。
小一時間話して、

俺と優は二階の優の部屋に上がることになった。




俺がソファーから立ち上がると、おじさんも立ち上がって言う。




「…わざわざ挨拶にきてくれてありがとう。これからも優を大事にしてやってくれな」




優のおじさんが、初めて見せてくれた優しい笑顔。



俺の気持ちが伝わった気がして
めっちゃ嬉しかった…



「…はい。絶対に大事にします」


俺は一礼して、優とリビングを後にした。













優の部屋に入ると、俺は体の力が抜けた。



ずっとソファで背筋伸ばして姿勢正してたから…


俺は大きめのクッションをもらうと、それを抱き締めるようにして座り込む。



めっちゃ緊張した…

でも、ちゃんと挨拶できて良かった…





「大輔くん、今日はありがとう…嬉しかったよ」



俺の隣に座る優は、ほんまに嬉しそうな顔をしてる。


俺はそんな優の頭をポンポンとする。





優のこんな嬉しそうな顔が見れるなら

俺、これからもなんだって頑張れるで。



< 355 / 436 >

この作品をシェア

pagetop