明日も、キミに恋をする。
お弁当の時間


愛ちゃんが“今日は外で食べよ”と言い、私と陽子ちゃん、愛ちゃんの三人は教室から出て中庭に行くことにした。


中庭に座ると、緑の芝生が気持ち良い。






「朝、教室入ってきた時の優ちゃん、顔ヤバかったで」


お弁当を食べながら、愛ちゃんが言う。




「そういや、大輔の後ろでボーってしとったな」

「ちゃう、ちゃう!あれは、恋して見つめてる顔やろぉ!」




愛ちゃんが陽子ちゃうにツッコむ。




「そ、そんなことないもん…!ってか愛ちゃんが昨日、惚れちゃった?とか言うから意識し過ぎちゃったんじゃん!もう、どうしよう……なんか今日、木下君の顔まともに見れないよ…」


私は顔を両手で覆う。



< 36 / 436 >

この作品をシェア

pagetop