明日も、キミに恋をする。
体育が終わって教室に戻る途中で、大輔くんに会う。




ジャージ姿の大輔くん…

走ったから髪がちょっと、くしゃってなってる。





「優、寒かった?ほっぺた赤いで」


そう言いながら、優しく私のほっぺに触れてくれる大輔くん。



きゅん…

そんな事だけでも、私の胸はときめいたりする…




「そういえば大輔くん、12月に誕生日があるの?」

「ん?そやで。12月23日。覚えやすいやろ?」



そう言って大輔くんは笑う。




「大輔いそがんと次の授業遅れんで」

「おう、すぐ行く」



宮本くんに呼ばれて、大輔くんは


「ほな、あとでな」


と笑顔で手をあげて、更衣室に走っていった。



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