明日も、キミに恋をする。
大輔くんは、そのまま私の頬を両手でむにむにする。




「な、なに?」

「優のほっぺた、やわらかくてもちもちやな(笑)」

「ど…どうせ丸顔だもん…」

「それが可愛いんやん」





大輔くんは優しく微笑むと、私を見つめる。



あ…その目…


私が瞳を閉じると、大輔くんはそのまま私に優しくキスをする。




大輔くん…




ついばむような甘いキスに

とろけそうになる。





大輔くんが私の腰に手をそっと回わす。



しびれるような感覚に体がビク…となり

私も大輔くんの制服をキュッとつかむ。





そのまま抱きしめられるのかと思った。




でも

大輔くんはそっと私から手を引いて、唇を離す。






「そろそろ帰ろか」


大輔くんは笑うと、歩き出す。





大輔くん…





大輔くんは最近、ずっとこんな感じ。

キスは何度もしてるけど…





私は…

本当はもう少しして欲しい…



もっと触れてみて欲しい…





でも、それを望むのはきっと私のわがままだ。

大輔くんがこんなに大事にしてくれてるのに…



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