明日も、キミに恋をする。
今日、私はずっとおかしい。



授業中も、木下君が右斜め後ろに座っていると思うと、背中を意識してしまったり…


休み時間も、木下君のいる方向が気になって仕方なかった。






「優ちゃん。それが恋やで」


愛ちゃんが言う。






そうなのか……これが恋なんだ……



これが恋なら、私が今まで片思いしてきた人は、どれも本気で好きになっていなかったのかな。



友だちと、あの子がカッコいい、とか、好きかも!とか騒いで楽しかった思い出はある。


でも、今回みたいに


木下君を見ると胸が熱くなるみたいな……
つい目で追ってしまうみたいなのは初めてだ。






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