明日も、キミに恋をする。
私と大輔くんは、寒い寒いと言いながらマックに駆け込む。



マックの中は冬休みを迎えたばかりの学生で溢れている。


私と大輔くんは、窓際の席を見つけて座る。



大輔くんはビックマックを頬張る。

私はてりやきが好き。




「てりやきも旨いけど、お腹たりへんやん」

「だからナゲットも頼んだよ」

「ナゲットは絶対にマスタードのがうまいよな」




大輔くんはペロリと大きなビックマックを食べ終わる。


包み紙をくしゃっと丸めて、大輔くんは笑いながら私を見る。




「優はいっつも食べるの遅いなー」




私のてりやきはまだ半分…


早く食べなきゃ…


一生懸命バーガーをほおばる私を、大輔くんはニコニコ見つめる。




う…


「そんなに見られたら……食べにくいよ」



私は口元を手で押さえながら言う。






「はは、こんなんでも優はまだ赤くなるんやな」




大輔くんは嬉しそうに笑う。


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