明日も、キミに恋をする。
マックを出ると

次はモールの中にあるゲームセンターで遊ぶ。




大輔くんはUFOキャッチャーをする。




「みてみて優!俺って天才や!」



一発で取れたのが嬉しいのか、大輔くんは興奮しながら、変なにょろにょろのぬいぐるみを私にくれる。



「あはは、すごいけどこれは…何だろ?」

「ちんあなごやって。あんま可愛くはないな(笑)」






私と大輔くんは、今度はプリクラを撮ることにした。


陽子ちゃんたちとは撮るけど

大輔くんと撮るのは、初めて。





「俺、プリクラって初めて撮るわー」

「宮本くんとかとは撮らないの?」

「え、俺とミヤモがふたりで撮ってるように見える?」



大輔くんの冷静なツッコミに思わず吹き出す。



私と大輔くんはブースに入る。




「大輔くん、背景とか明るさとかどれがいい?」


「?わからんケド…この明るさMAXのやつはアカンで。目ぇ以外、全部飛んでしもてるやん!」




選択画面のモデルを指差して笑う大輔くん。



「大輔くん、ポーズどうしよう」

「え?ポーズとかいるん??」




――カシャッ


ただ慌ててるふたり組が画面に写しだされる。

私と大輔くんはお腹を抱えて笑う。





「なるほど、タイミングわかった!次は任せといて」



――カシャッ


大輔くんは私の後ろに移動しようとして

その中途半端な状態で写しだされる。





「ちょ…あかんって、撮られるの早すぎる」


またふたりで笑う。



< 385 / 436 >

この作品をシェア

pagetop