明日も、キミに恋をする。
陽子ちゃんは恥ずかしそうに咳払いをする。



「い……犬山…やで」


「犬山くん!?」


「犬山かぁ!まぁアイツ、ハンサムやもんなぁ…」


「顔で気になってるわけちゃうし」





陽子ちゃんは枕を愛ちゃんに投げる。

愛ちゃんは笑いながらそれを受け止める。




「ごめんごめん。ほなどこが好きなんよ」




陽子ちゃんはあぐらをかいて、照れながらうつむく。






「体育祭のあとでミカンと大輔のゴタゴタがあったやん?」


「うん」


「あん時にな、保健室から犬山が帰ってきたとき実はあたし、ふたりで喋ったんよ」



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