明日も、キミに恋をする。
それって、わたしがミカンちゃんと保健室で話していた時ってことだよね?



その時に、犬山くんは陽子ちゃんといたんだ…





「その時点ではうち、まだ状況が全然わかってへんくてさ。大輔がなんで…とか。そういうのを、犬山が教えてくれて」


「うん」


「そん時にな、うちは犬山に他の思ってたこともハッキリ言うてん。優ちゃんにどんなつもりでチョッカイ出しとんのやろって。大輔の友達やのに」


「!」


「そしたらあの男、なんて言うたと思う?

“別にチョッカイ出してるつもりはないけど、あわよくば内田さんみたいな子が自分に惚れたらどうなるか知ってみたい気持ちはあった” って言いやがってん」




聞いてる私は、当事者だから……

なんだかものすごく複雑な気持ちだ。



犬山くん…そんなこと思ってたんだ。





「うちは、そんな適当な気持ちで優と大輔にチョッカイだすなって怒ってんけどな?

そしたら犬山が “ほんならお前が相手してくれる?俺、知りたいねん”って言うてきて…」





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