明日も、キミに恋をする。

そんなわけで俺たちは


イルミネーションをみた後はその後のファミレスの予定を変更して愛の家に一旦、戻る。




俺はミヤモの部屋で自分の荷物をまとめる。


かばんに荷物を突っ込みながら、頭がまだ混乱してる。





「良かったやん」


ミヤモはそんな俺を見ながら笑ってる。




いや、もちろん嬉しいんやけど…

それ以上に戸惑いが……






俺がミヤモの家からでると、優も荷物をまとめて愛の家から出てきた。




「ほな大輔、優ちゃんとお幸せに」

「なんやねんその永遠の別れみたいな言い方」

「優ちゃんのこと頼むで！ほら、荷物も重いやつ持ってあげて！」






みんなに見送られて、俺と優は、俺の家に向かう。


ふたりで歩きながら、なんとなくぎこちなくて、会話がうまく続かない。




「ほんまに無理してへん？」

「うん。本当に大丈夫」




優はぎこちなくはにかむんでそう言うけど、俺はそればっかり心配になる。









俺の家につくと、家の中は真っ暗やった。

当たり前やけど、ホンマに誰もいない。



俺は玄関の鍵をあけると、電気をつける。




「優、あがってええよ」

「う、うん。おじゃまします」





初めて、優が俺の家にはいる。

本来もうそれだけでも一大イベントやのに。






家の中は寒くて、ずっと歩いてきた俺たちの体も冷え切っている。




「優、お風呂にお湯いれるからとりあえずコタツにはいっといて？」





俺は暖房とコタツをつけながら言う。


家の中は俺が出かけた時のまま、微妙に散らかっていて、こんなことならもっと綺麗に掃除しときたかった。




優はリビングのコタツにちょこんと入る。






俺は風呂場に行くと、浴槽を軽く洗ってからボタンを押してお湯をためる。



ジャーーと勢いよく流れ出すお湯を見て

俺はその場にしゃがみこんだ。







はぁ………



もうみんなで泊まる気で、何も期待してへんかっただけに……