明日も、キミに恋をする。
私と大輔くんが笑い合ってると

そんな大輔くんの後ろに、ぬ…っと宮本くんが現れる。




「なにが運命やねん」



……え?


ムスッとしてる宮本くんを見上げ、私は頭が?になる。




「廊下で俺を脅して、ムリヤリ俺のクジとすり替えたくせに」
 
「…ええ?」




私は大輔くんを見る。

大輔くんは笑ってる。




「ミヤモなんかが優の隣より俺が優の隣の方がええやんか」


「俺はイヤや、一番前の席なんて行きたくない」


「でも愛が近くにおるで」


「それはそうやけど……」


「ほなええんやん。はい円満解決な」





宮本くんはチッと舌打ちして一番前の席に戻っていった。





「だ…大輔くん…いいの?」

「ええねん、あれでアイツも喜んでるねんから」





大輔くんは笑ってるけど……

そうは見えなかったよ?


心配になって宮本くんの方を見ると、なんだかんだで愛ちゃんと笑い合ってる。




大輔くんは笑いながら言う。





「ほらな?(笑)あいつツンデレやねん」

「ふふ、ほんとだ。でも…私たち運命ではなかったんだね」


「あほ、運命は自分で作れるものなんやで」



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