明日も、キミに恋をする。
学校につくと下駄箱で愛ちゃんに会い、今夜のお泊まりの事を話しながら一緒に教室へ入る。



授業中には、後ろの席の陽子ちゃんから手紙が回ってくる。


くしゃくしゃに丸められた紙を開くと


“楽しみやな~!はよ学校おわれ”


という文字と、自画像(だと思う)が描いてあった。




私はノートの余白をちぎり

“うん☆私もドキドキするよ”と書く。


そして陽子ちゃんの真似をして、ピースしてる私を描いてみる。



その紙を丁寧に折り曲げ、先生の目を盗んで陽子ちゃんに渡す。



渡すのに振り向いた瞬間、頬杖をついてる木下君と目があう。


木下君は目があったことに一瞬びっくりしてから、にーっと笑い顔を作ってピースしてくれる。




私はすぐに前を向いた。

私の耳、赤くなってる。


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