明日も、キミに恋をする。
5人で近くの銭湯へやって来た。



「ほな30分~1時間後に」

「どんだけアバウトやねん」

「あほ。女子のお風呂は時間かかんねん」




陽子ちゃんと木下君のやりとりに、みんな笑う。

結局アバウトな待ち合わせ時間のまま別れる。




――カポーン



体を泡で洗い、お湯につかる。

ちゃぷん…



裸の付き合いをしてわかったこと。




陽子ちゃんは、細いのに胸は結構おおきかった。


私は……細くないのに胸も小さい。




羨ましく見つめていると、視線に気付いた陽子ちゃんに


「優ちゃん、視線がエロいわ」と笑われる。




「陽子はガサツなわりに、ナイスバデ~やからなぁ」



そういう愛ちゃんも、綺麗だよ。

愛ちゃんは、女性らしい柔らかそうな滑らかなラインをしている。




私ひとり、幼児体型のキューピー人形みたい。



「優ちゃんは、肌がつるつる白くてきれいやな」


陽子ちゃんがそう言ってくれた。





「恋愛トークもしたいけど……この銭湯、声が響いて男子に聞こえちゃうから、またベッドでな♪」


愛ちゃんがこそっと私の耳もとでささやく。




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