明日も、キミに恋をする。
みんなから少し離れた場所に、ブランコがあった。



緊張で小刻みに足が震え、息を切らしながら、私はブランコに腰を落とす。





自分がイヤで、イヤで

いまにも泣き出したい気分だ。






なんで、こんななんだろう…


“木下君に話しかける”


たったそれだけのことなのに……







そんな勇気さえ
私は出せない弱虫なんだ……







なんで私はいつもこうなんだろう…

なんで、こうなのかな?
    





ぎゅ…っと、ブランコの鎖を握りしめる。





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