明日も、キミに恋をする。
ブランコに座り泣いていると、涙でぼやける視界の先に、こっちに走ってくる木下君の姿が見える。



「き、木下く…ん…」




公園の街灯に照らされた木下君は


私の泣き濡れた顔を見るととても困ったような、びっくりしたような表情をする。




「…え?うっちー俺のせいで泣いてるん?ごめんな、俺……ちょっとした意地悪だけのつもりやってんけど…」


「っ……ちが…う、木下君……悪くないよ」




私は顔を両腕で隠して、首を横に振る。


こんな顔を見せたくない。

私は顔を隠したままで精一杯の声を振り絞る。




「じ…自分がっ……話せないのが…嫌で…木下君に…き…嫌われたら、どうしよう…って…」




泣いているせいか、いつもよりも自分の気持ちが素直に言える。





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