支店長、お手やわらかに!

…って待てよ。


あーっ!!

しまった!

また辞めますって言えなかった!


あの場から逃げることばっか必死になって肝心なこと言うの忘れてしまってた。

アタシは帰りバス停に向かいながら頭を抱える。



なんで、
なんでこんなことに。


…でも。



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