嘘から始まる恋
「一つ目、他の女の視線を気にしない」
あれ…、気付かれてた?
「二つ目、俺のことを"瞬"って呼ぶ」
分かった?と顔を見つめられる。
その顔が格好良くて、ドキドキしてくる。
てかてか!
二つ目、無理かもしんない…。
「もうすでに顔、真っ赤だよ?」
呆れたように笑い、私の頬っぺたをつんつん触る。
「ば、罰ゲームって何するの?」
ちゃんと確かめとかないと!
成瀬くんのことだから、変なこと言いそうだもん!