俺が守るから。
「つ…司くん……」
あたしは固まって司くんを
見つめた。
ただ司くんは
笑ってあたしを見て
「一緒に帰ろうな」
優しく手を振ったんだ。
司くん……
あたしは耐えきれずに
司くんを
抱き締めた……。
「うわっ！…美和///」
あまりの勢いで
司くんは
後ろに倒れてしまった。
そして赤い顔をして
あたしを見ている。
ねぇ、司くん？
同情じゃないよね？
ずっと
傍にいてくれるよね？
この手を
離したりしないよね？
