俺が守るから。
●それぞれの想い
あれから数週間……。
美和とは
話していなければ
会ってもいない…………
俺たちは
別れたから……
「おーいー、司!
元気出せって……ι」
明るく振る舞って誠は
俺の肩を叩く。
そんな事に対しても
俺は答えることが
できなかった。
美和の最後に言われた言葉が
胸に疼く……。
“一度も好きって
言った事ない”
確かに、
俺は美和に
好きと伝えたことがない。