俺が守るから。

鈴木side



工藤と高月が別れた


って

女子の噂で知った。



俺は嬉しくて

やっと高月が

自分に振り向くチャンスだと

思って……



学校へ来ると




高月は

泣き疲れた顔をしていた。



俺は知らないふりをして


「おはよ」


優しく高月に笑った。



「おはよう」



高月も笑ってくれた。
でも……

その笑顔は

工藤といるときの
幸せそうな笑顔とは
別物だった……。













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