俺が守るから。
○大切なこと
司side
「工藤くん、好きです」
俺は美和と別れてから
結構、告白されていた。
今日だって
美和と鈴木の
抱き合ってる現場を見て
教室に帰ろうとしていたら
女の子に呼び出されて
この状態。
「ごめん……」
一言そう言って
俺は女の子から離れた。
美和は
もう前に進んでるのに
俺はというと
まだ忘れられない……。
未練がましいな……
「だっせ……」
今頃になって
ほんとの気持ちに
気づくなんて…………