俺が守るから。
手を繋いだまま
僕と美和は寝転んだ。
「気持ちいいね、司くん」
「だねっ!」
君となら何時間でも
一緒にいられるよ
僕は美和を見て驚いた。
だって
泣いていたから……
「なんで泣いてるの?」
「……怖いの。
あたし死んじゃうのが
すごく…怖いの…………」
君は寝転んでいた体を起こして
涙を拭う。
「ずっとずっと司くんと
一緒にいたいの…。
なのに……――――
あたし死んじゃうのかな?」
それ以上
何も言わないで。
「大丈夫だよ」
僕は君の手を優しく握った。
「僕が守るからね」
「司くん……」
僕が笑うと美和も
笑ってくれた。