俺が守るから。
「こらそこっ!!!話さない」
案の定、
話していたことを
先生に怒られ謝るはめに
なった。
すると鈴木くんがノートの隅に何やら書き始めた。
「?」
あたしは
ただ呆然とその光景を
見ていた。
そこに書かれていたのは
“考えといて”
だった。
あたしは
さっきの会話を思い出して
顔が赤くなった。
それを見て鈴木くんは
“くくっ…可愛い”
と言った。
その声は小さすぎて
あたしの耳には
聞こえていなかった。