俺が守るから。
俺が美和と鈴木を
ガンミしていると
チラッ
と鈴木が俺を見た。
「……」
俺は黙って鈴木を見る。
真っ正面から見ると
やっぱり整った顔つきだし
目がキリッとなってて
男前だし……
弱点がないな、こいつ。
……て、
何で俺は誉めてんだよ!!!
俺が心の中で
色々と考えていると
鈴木はニコッと軽く微笑んだ。
その笑顔は女子から見たら
キュンてなるものだろうけど
俺には怪しくみえて
美和に何かするつもりだと
なんとなく分かった。