俺が守るから。





そして2人はキスをした。

あたしの目の前で。




「…えっ」



嘘だよね?

あたしは何度も
心に問いかけてみる。



でも今の現場を前に
どうしても
信じることが出来なかったんだ…………。




司くんと女の子のキスは
それほど
長くはなかったと思う。


でも

あたしにとっては

すごく長いものに感じられた。




涙が……



止まらないよ…………。




あたしは

ゆっくり屋上のドアを閉めた。









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