俺が守るから。
●約束
司side
女の子に呼び出され、
俺は屋上へ行った。
――――美和の手を離して
そして
数分くらい経ったくらいに
「工藤くん、好きなの」
「うん」
「だから付き合って?」
「ごめん、無理」
俺は女の子の言ったことに
即答する。
答えなんて考えなくても
もう出てたから。
俺には
美和という
大切な人がいるから
すると女の子は
さっきまで涙目だったのに
性格が変わったように
キリッとした
表情へと変わった。