最後のメール nonfiction ホスト's love story
ーそれから一週間、僕は朝も夜も毎日電話した。
仕事上、特にそれは珍しい事ではないが、完全にお客様への気持ちとは違った感情だった。
いつかけても笑ってでてくれる。
何故かお互いにまだ触れてもないのに、繋がってる気持ち。
毎日会いたくて、誘っても断られ、それでも諦めないのは僕はその繋がってる気持ちを信じてたから。
、、、ある日、彼女は僕の店近くの居酒屋にいくんだと言った。
それを聞いて我慢できなくなった僕は、仕事中なのにも関わらず、気づけば走っていた。
そんな、理性の乱れた息と感情を見られるのは恥ずかしく、影で落ち着かせ、車で待っていた彼女に会った。
僕「んちゃ。」
リナコ「どーも、仕事なのに、ありがとう。いいの!」
僕「全然大丈夫!会ってくれてありがとう。」
助手席に座り、10分位話したが、そのときは頭が真っ白だった。
全神経を研ぎ澄まして、なんとか気を引こうと冷静を装っていたが、恐らく年上の彼女には悟られていただろう、、、
帰り、店の前まで送ってくれた彼女が、ネオンと白い街灯に照らされ、あんまり綺麗だったから、僕は気付いたら彼女の顎を持ち、キスをしていた。
目を見開いて、突然の出来事に動揺している。
僕も、訳がわからなくなり、言葉を失う。
それでもホストだから、中学生の様にしていては駄目だ、そう思った僕は、回路の焼けついた頭を、精一杯回し、
「またね。」
の一言だけを絞りだした。
『また会ってくれる訳ねーだろ!んな事しといて、、、馬鹿だ』
急ぎ足で飛び出そうな程打つ鼓動を感じ、その場から去りながら思った。
暗闇の細い道で、落ち着いた後、一言溢れた独り言。
「嫌われたかな、、、」
秋の夜長、冬の風が吹いた。
仕事上、特にそれは珍しい事ではないが、完全にお客様への気持ちとは違った感情だった。
いつかけても笑ってでてくれる。
何故かお互いにまだ触れてもないのに、繋がってる気持ち。
毎日会いたくて、誘っても断られ、それでも諦めないのは僕はその繋がってる気持ちを信じてたから。
、、、ある日、彼女は僕の店近くの居酒屋にいくんだと言った。
それを聞いて我慢できなくなった僕は、仕事中なのにも関わらず、気づけば走っていた。
そんな、理性の乱れた息と感情を見られるのは恥ずかしく、影で落ち着かせ、車で待っていた彼女に会った。
僕「んちゃ。」
リナコ「どーも、仕事なのに、ありがとう。いいの!」
僕「全然大丈夫!会ってくれてありがとう。」
助手席に座り、10分位話したが、そのときは頭が真っ白だった。
全神経を研ぎ澄まして、なんとか気を引こうと冷静を装っていたが、恐らく年上の彼女には悟られていただろう、、、
帰り、店の前まで送ってくれた彼女が、ネオンと白い街灯に照らされ、あんまり綺麗だったから、僕は気付いたら彼女の顎を持ち、キスをしていた。
目を見開いて、突然の出来事に動揺している。
僕も、訳がわからなくなり、言葉を失う。
それでもホストだから、中学生の様にしていては駄目だ、そう思った僕は、回路の焼けついた頭を、精一杯回し、
「またね。」
の一言だけを絞りだした。
『また会ってくれる訳ねーだろ!んな事しといて、、、馬鹿だ』
急ぎ足で飛び出そうな程打つ鼓動を感じ、その場から去りながら思った。
暗闇の細い道で、落ち着いた後、一言溢れた独り言。
「嫌われたかな、、、」
秋の夜長、冬の風が吹いた。