傷だらけのハート
「つーかさ、お前なんであんなとこにいたんだ??」





言えない。




「別に、なんだっていいじゃん。」





「いわねぇのか。まぁ、俺達には関係ないけどな。」







こんなこと、言えるわけない。




「ふぁー」





「風呂入る??」




「えっ、家帰らなきゃ。」



「駄目だ。」




「ママに怒られる!!」




「…送る。」






帰りたくない。



いや…。





龍紀のバイクに乗り、家についた。
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