傷だらけのハート
「バイバイ、ありがと。」






「おぅ。」




自分の家を見た瞬間、ママを思い出した。




「嫌!帰りたくない!」








気づいたら、龍紀に抱きついてて。






「茄菜なのー??」





「乗れッ!」





バイクで、さっきの倉庫まで来た。





「ゴメンなさい。」



ゴメンなさいしか、言葉がなくて。






「謝んな。これから、悲しい時は俺の胸で泣け。」




ちょっと、飾った言葉が凄くカッコよく聞こえた。
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